30代に入ると多くの人が悩むのが、シミ、小ジワ、たるみ。これらは、乾燥肌と深い関係があります。
乾燥した肌は水分と油分が不足し、まるで空気が抜けた風船のような状態になってしまうため、シワができるのです。また、ちりめんジワは、肌が乾燥することで出来る細かいシワです。小ジワは放っておくと、さらに深いシワになって復旧不可能となってしまいます。早い段階でしっかり保湿対策を行うことが、お肌の老化現象を防ぐのに重要です。
肌の老化は、必ずしも加齢だけが原因ではなく、他のさまざまな外的刺激によっても、老化の速度は大きく変わっていきます。肌老化の大きな原因には、次の4つが挙げられます。
紫外線を長年浴び続けたダメージは、シミ、シワ、たるみとなって表れます。これを「光老化」といいます。紫外線を浴びると、私たちの肌はコラーゲンを切断する「酵素」を作り始めます。したがって、長年にわたり紫外線を浴び続けると、その人の肌はコラーゲンが細かく切断された状態となってしまいます。この傷がついた繊維の部分に出来るのが、シワなのです。
若い時はコラーゲンが切断されても、すぐに新しいコラーゲンやエラスチンがつくられ、新しい繊維が組成されるのでシワになりません。しかし、年齢を重ねた肌は、新しいコラーゲンを生成したり、繊維を作り出したりする能力が衰えてしまっているため、新しい繊維が出来ず、シワが増えていくのです。
20歳頃から、女性の肌は角質層の保湿成分が失われ、乾燥が始まります。乾燥肌になると、表皮は荒れ、その隙間から水分が蒸発して、ますます乾燥が進むという悪循環に陥ります。これを放っておくと、表皮は硬くなり、やがて小ジワに変化してしまいます。
金属が酸化して錆びるのと同様に、私たちの体の細胞も、長い期間を経て酸化し、ダメージを受けています。酸化を起こす原因は、体内に取り込まれた酸素の中に含まれる活性酸素。この活性酸素が、体内で脂質と結合し、細胞を酸化させ、肌の弾力を奪って老化を進めるのです。活性酸素は、ストレス、喫煙、添加物、荒れた食生活によっても多く発生するといわれています。
年齢とともに、肌の弾力を生むコラーゲンやエラスチンは減少し、新しい細胞がつくりにくくなるので肌の菲薄化(薄くなる現象)が進みます。さらに、加齢による女性ホルモンの低下によって、新陳代謝が低下します。その結果、肌の弾力は失われ、たるみとなるのです。
年齢を重ねると徐々に増えていく肌のシワ。シワには、大きく分けて3種類あります。
これらのシワは、予防したり、治療することができるのでしょうか?まず、予防策としては、日焼け止めによる紫外線対策と、保湿効果の高いスキンケアや自然派ボディソープによる乾燥肌対策が重要です。
すでに出来てしまったシワの対策についても、考えてみましょう。まずは、シワの進行をストップさせるために、万全の紫外線対策・乾燥対策は必須です。さらに、シワに効果的な化粧品(肌の真皮層のコラーゲンやエラスチンなどの再生を促すスキンケアなど)を使えば、しわを薄くしたり消したりすることもできます。
化粧品では対処できない深いシワについては、皮膚科で治療が必要になります。ボトックス注射、ヒアルロン酸の注入、薬の服用などのメスを使わない治療と、美容形成外科による外科手術の2つの選択肢があります。
シミにも、色々な種類があります。化粧品で消せるシミもあれば、医師の治療以外では消せないシミもあります。
触ってみて、厚みやざらつきの無いシミであれば、おおむね市販の美白化粧水で対処することが可能です。美白化粧品の狙いは、メラニン色素の生成を抑えることなので、紫外線によって出来たばかりの新しいシミや、出来つつあるシミに効果を発揮します。妊娠している時や更年期に出来る「肝斑」や、光老化によってできた「老人性色素斑」の軽症のものも、これにあたります。
しかし、昔からある古いシミは、メラニン色素が肌の深いところまで入ってしまっていることがあるので、なかなか消えないおそれがあります。化粧品を使用し始めて半年以上効果が表れない場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。
触ってみて、厚みがあり、ざらついているシミは、化粧品で消えないシミです。これは、メラニン色素を持つ表皮細胞や角質が厚くなって出来たシミで、光老化による「老人性色素斑」の厚みがあるシミや、「脂漏性角化症」というシミがこれにあたります。
この場合、医療機関での治療が必要となり、ハイドロキノンやレチノイン酸などの外用薬や内服薬の処方、レーザー治療といった治療方法があります。一般的にシミに効果があるとされる成分は以下のものです。
また、シミを予防する対策としては、保湿は欠かせません。日常使っている商品を自然派のものに変えたり、肌への刺激を少なくする努力をすることが美しい肌を作るのです。