たとえば、顔の中で、Tゾーンがあぶらっぽいために、「自分は皮脂が多いから、乾燥肌ではないだろう・・・」と思い込んでいる方は結構多いのではないでしょうか?しかし、肌をよ~く見てみると、油分は多くとも、みずみずしさやハリがなかったり、Tゾーン以外の頬の部分はカサカサした箇所があったりしませんか?このような状態は、立派な「乾燥肌」にあたるのです。
肌に潤いを与えているのは、「油分」だけではありません。皮脂が多ければ健康な肌ということではなく、「水分」と「油分」がちょうどよいバランスをとれて初めて美しく健康な肌となるのです。
私たちが日常ついやってしまいがちな保湿対策についても考えてみましょう。以下に、乾燥肌を治そうとして、よく陥ってしまう間違ったケースをまとめてみました。
肌に潤いを与えようと、やみくもに乳液やクリームをたくさん使うのはNGです。乳液やクリームを過剰に使用するのではなく、化粧水でしっかりと肌に水分も与える、そのバランスが大事なのです。
血行をよくし、新陳代謝を高めようとマッサージを盛んに行う人もいます。しかし、あまりマッサージをやりすぎると、かえって肌を痛め、悪循環に陥ってしまうことが多いので注意が必要です。
古い角質を取り除こうとして、安易にピーリングを行う例もあります。ピーリングをすると、肌の表面を覆う役割を果たす皮脂膜ができにくくなってしまうという現象が起きます。皮脂膜がなければ肌の水分はどんどん蒸発し、乾燥肌がさらに進行してしまうので、おすすめできません
原因の大半は、日常のライフスタイルに大きく影響を受けています。したがって、ライフスタイルを見直すことで、肌の老化を防ぎ、改善することが可能です。そのためにはバランスの良い食事をとり、アルコールやたばこの摂取を控えるなど、体の内側から体質改善をはからなければなりません。
水分を積極的に補給することも大切です。東洋医学では、肌の不調(乾燥、ニキビ、テカリ、毛穴の黒ずみ、開きなど)は体内の「水のめぐり」が滞っているために起こると考えられています。ここでいう水とは、「体内の水分、リンパ液や皮脂などの体液」を指します。水のめぐりが悪くなると、体内で本来は分解されるべき不要な水分や脂が肌の中にとどまってしまい、排出されなくなるので、テカリやべたつき、毛穴のトラブルを引き起こすというのです。
これは、つまり「新陳代謝」が悪い状態。人間の肌は、新陳代謝を活発に繰り返すことで、美しく保たれています。新陳代謝が行われなくなると、肌は乾燥してしまい、くすんだり、シワができたり、様々なトラブルをかかえることになります。
新陳代謝を活発にするためには、たっぷりの水分を摂取し、体内の組織に栄養分を届ける血液を常にサラサラの状態にして、老廃物を常時排出させていくことも必要です。
次に、睡眠不足やストレス、体の洗いすぎなど、日常的な外的刺激となっている生活習慣をかえることで、お肌の寿命は大きく変わってきます。
特に一度見直してみてほしいのが、毎日体を洗う際に使用しているボディソープです。現在販売されているボディソープの成分には、ほとんど「石油系」の洗浄剤が含まれています。これは、洗浄力が非常に強く、泡立ちがよいのですが、その強さが肌を傷めてしまい、最終的には環境汚染の原因にもなります。「植物成分100%」と表示してあっても、中には石油系の色素が含まれているソープも多いのが現状です。
このように泡立ちと洗浄力の強さばかりを追求したボディソープを使っていると、肌は毎日強い刺激を受け、傷めつけられてしまうのです。いくら他のケアでお肌に良いことをしていても、毎日の入浴でボディソープによって肌を傷めつけてしまっていては、乾燥肌対策の効果が現れるはずもありません。今まで使っていたボディソープの成分をよく見直し、肌にやさしい成分で作られた自分の肌質にあった商品を探すことが、非常に大切です。